デジカメとしてのiPhone 4S。カメラレンズの位置とバッテリーの問題
先日、ちょっとした旅行へ出かけまして、iPhoneをメインカメラとして一日中パシャパシャと使ったんです。カメラとしてのiPhoneについて考えました。
まず、iPhone 4Sのカメラの画質の良さはもう誰もが認めるところなのではないでしょうか。
(旅先で食べた沖縄そば。)
5100万人以上のユーザーを擁するオンラインアルバムサービス「Flickr」でも、撮影に使用されたデバイスランキングでiPhoneが1位。ニコンとかキャノンとかのデジタル一眼レフをおさえての1位です。
iOS 5.1になってロック画面からのカメラの起動も凄い早く起動できるようになりましたから、コンデジと比べても劣る部分は思いつかない。
少なくとも数年前に5万くらいで買ったリコーのCaplio R7と比べると、iPhoneでいいやってなる感じです。新しいコンデジが欲しいとも思わないし。
で、今回は旅行先にデジカメを持って行かず、iPhoneをパシャパシャと酷使しました。
そこで気が付いたのが2点。
バッテリーとカメラレンズの位置についてです。
まずバッテリーですが、当たり前のように、カメラをしょっちゅう起動させていればバッテリーの消耗はその分激しくなります。
Webと通話はあんまり使用しないでおったのですが、朝から使い始めて夕方には10パーセントを切ってました。動画を撮ればさらに早く消耗します。
バッテリーという観点から言えば、カメラを使う頻度の高い旅行先などにはやっぱりデジカメを専用機として使うのがベターなのかなと。肝心の電話やWebが使えないのでは話にならない。
デジカメを持っていかないのなら、携帯用バッテリーは必須アイテムになってきますね。
次にカメラレンズの位置について。
日常生活でiPhoneをカメラとして使うときは大抵両手でiPhoneを操作しているので、ずっと気が付かなかったのですが、今回旅行先で「デジタルカメラ」として使ってみると、やはり片手での操作が多くなってくるんですね。
片手には荷物とか観光先でのパンフレットとかを持っているので、おのずと片手での操作が必要になるわけです。
「あ、写真とりたい。」片手でポケットからiPhoneを取り出して、ホームボタン押してカメラのアイコンを上にスライド。
もう、西部劇の「電光石火の早撃ち」みたいに写真がとれるんですよ。縦方向の写真に関しては。
横方向に関してはけっこう苦労します。横向きに持ち変えるのに、落とさないように気を使うし。
まぁ、そんなのはいいんですが、決定的なのはカメラレンズの位置なんです。
片手で横向きの写真を撮るとき、自然とシャッターはボリュームボタンで切ることになります。
こんな風に。
するとですよ、写真を見れば分かるように指でレンズが隠れてしまうわけですよ。
結論から言うと、片手で横向きの写真を撮るのは至難の業です。
レンズの位置が反対側(背面から見て右上)なら、こんなことはないのに・・・。
また、前から気になっていたのですが、ボリュームボタンでシャッターを切った写真はPCに取り込むと上下逆になってしまっているんですよ。
ハードウェアの開発当初から、シャッターをボリュームボタンで切るということが想定されていれば、カメラレンズの位置も違ったのかもしれませんね。
新しいiPhoneでは是非ともレンズは裏から見て右上について欲しい・・・。どうしてもそこであらねばならない理由ってあるのでしょうか。