Siriの未来 ― 以心伝心でSiriを操る『プロジェクト・ブラックミラー』
Siriの未来は?音声アシスタントSiriを使った凄いプロジェクトが水面下で進められています。
iPhone 4Sの音声アシスタント”Siri”が革命的だと思うのなら、この『プロジェクト・ブラックミラー』もチェックしてみてください。(ソース:iPhone Hacks)
Siriを脳波と複数のデバイスを使って操る方法を発見した2人の男性。
彼がこの夢のような『プロジェクト・ブラックミラー』を始めました。(公式ブログ→Project Black Mirror)
これまでのところ、Siriの色々なコマンドに対して25種類の脳波を送ることに成功しています。
信じられません? 以下が脳波でSiriを操る方法です。
1. ECG pads provide raw skin conductivity / electrical activity as analogue data (0-5v).
ECG電極パッドが肌からの伝導、つまりアナログデータでの電気的活動の伝導を可能に。2. This is plugged into the Arduino board via 4 analogue inputs (no activity = 0v, high activity = 5v).
電極パッドは4本の電線でArduino基板へつながれている。(活動量なしなら0V, 活動量が高いと5V)3. The Arduino has a program burnt to it’s EPROM chip that filters the signals.
Arduino基板は信号をフィルタリングするEPROM(イレイザブル・プログラマブル・リード・オンリー・メモリ)チップ搭載。4. Josh trained the program by thinking of the main Siri commands (“Call”, “Set”, “Diary” etc.) one at a time and the program where we captured the signature brain patterns they produce.
ジョッシュ(開発者)はSiriに「電話して」「設定して」「日記」などと一回一回念じ、その時に出された脳波のパターンを使ってプログラムを訓練した。5. The program can detect the signature patterns that indicate a certain word is being thought of. The program will then wait for a natural ‘release’ in brain waves and assume the chain of commands is now complete and action is required.
プログラムは念じられた特定の言葉を示すシグネチャーパターンを検知することが可能。プログラムが脳波の自然な”リリース”を待ち、一連のコマンドが完了、あとはアクションが必要とされていると推測する。6. The series of commands are fed to a SpeakJet speech synthesiser chip
一連のコマンドはSpeakJetという音声合成チップに送られる。
7. The audio output of which simply plugs into the iPhone’s microphone jack.
その音声合成チップが発声した音声がiPhoneのマイクジャックを通じて入力される。
Youtubeにこの『プロジェクト・ブラックミラー』の動画があがっています。
念じるだけでSiriに電話をさせています・・・。
彼らはキックスターターで製品化へ向け資金を集めるようです。
そもそもこのビデオがフェイク、作り物だという指摘もネット上にはあるようですが、彼らが本当にこの技術を製品化できることを願っています。
これが成功すれば、世界はまた変わりますね。